2011年F1第6戦モナコGPが5月28日(土)、モンテカルロ市街地サーキット(1周/3.340km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)からQ1、Q2、Q3、3つのセッションでなる公式予選が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得した。
26日(木)、そして28日(土)の午前中に行われた予選では、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が好調さをアピールしていたが、予選ではセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の速さが別格だった。Q1、Q2を問題なく突破すると、Q3でベッテルは2番手のジェンソン・バトン(マクラーレン)に約コンマ5秒の大差をつけてトップタイムを記録した。
しかし、Q3が残り数分になったところでセルジオ・ペレス(ザウバー)がトンネルの先、ヌーベル・シケインのバリアに高速で激突。ペレスの救出やバリア補修のため、30分以上セッションが中断されることになった。ペレスのクルマが大破するほどの大クラッシュだったが、各チームからの未確認情報によると、ペレスに意識はあり、会話もできているという。また、ペレスが病院へ搬送されていることをザウバーが認めている。
セッションが再開されると、タイムを計測できていなかったルイス・ハミルトン(マクラーレン)などがタイム計測を行ったが、ベッテルのタイムを破ることはできず、ベッテルのポールポジション獲得が決定。ベッテルにとって、モナコGPでは初のポール獲得、今季6戦中5回目のポールポジションとなった。
2番手から10番手までの結果は次のとおり。
2番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、3番手マーク・ウェバー(レッドブル)、4番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、5番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、6番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、7番手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、8番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、9番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、10番手セルジオ・ペレス(ザウバー)。
小林可夢偉(ザウバー)は13番手だった。
モナコGP決勝は明日29日(日)、現地時間14時(日本時間21時)から始まる。
・【結果】モナコGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など