チーム・ロータス、ウィリアムズの風洞施設でマシン開発

2011年06月15日(水)

チーム・ロータスは、ウィリアムズがイギリスのオックスフォード州グローブの本部に有する2つの風洞のうちのひとつを利用してF1マシンの開発を行うことになる。

ウィリアムズは、すでに2010年から新たにF1に参入したヒスパニア・レーシングにもギアボックスなどの供給を行っている。

チーム・ロータスは現在、自前の風洞を準備中だが、13日(月)に発表された今回の契約によって、イタリアの研究施設で行っている空気力学の開発をさらに拡大するものとみられている。

「全ての研究活動ができるようになったときには、自分たちの拠点へ移ることになるだろう」とチーム・ロータスはその声明の中で語っている。

チーム・ロータスのチーム代表トニー・フェルナンデスの経営するエアアジア航空がウィリアムズのスポンサーであったことから、両者には強いつながりがあった。

「フランク・ウィリアムズ(ウィリアムズ/チーム代表)、パトリック・ヘッド(ウィリアムズ/エンジニアリング責任者)、そしてアダム・パー(ウィリアムズ/チーム会長)に深く感謝しなくてはならないね。彼らはF1の世界で初めて一緒に働いた人たちだった」

一方で、カナダGP開催中にチーム・ロータスが有名なコンピュータ・チップのメーカーであるインテルと新しいスポンサー契約を結んだことが明らかとなっている。

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