ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が2012年も現役を続投するのか、まだ決定していないようだ。メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンがシューマッハの将来について、「今後話し合う」とコメントした。
F1で7度チャンピオンに輝くという前人未到の記録を打ち立て、2006年に引退したシューマッハ。しかし、元ホンダF1であるブラウンGPを買収してメルセデスが発足させたF1チーム、メルセデスGPに加入し、2010年に現役復帰を果たした。2012年末までの契約を結んでいるシューマッハだが、期待されたような成績を残せていないため、2011年限りで再度引退するのではないかとの意見もあった。
シューマッハ本人は、2012年までの3年契約を全うする意志を示しているが、ブラウンは『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)』へ次のように語った。
「彼はメルセデスと3年契約を結んでおり、われわれは彼に満足している」
「だが、もし彼がこれ以上走りたくないと感じれば、そのことについて話し合う必要がある。誰も、他人に無理強いをすることはできない」
「だが、私たちは彼のことを信じているよ。彼は、チームにとって重要な存在だ」
また、2012年もシューマッハが残留することを望むかと質問されたブラウンは「もちろんだ。彼とは、今後話をするよ」と答えている。