クラッシュや他車との接触を連発しているミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、クラッシュが続くのは攻めているからであり、集中力が欠けているわけではないと語った。
2006年にいったんF1から引退する前も、ライバルに対して容赦ない走りを見せることがあり、批判されることもあったシューマッハ。2010年に現役復帰後は、以前にも増してクラッシュや接触が多くなっている。
前戦イギリスGPでもシューマッハは小林可夢偉(ザウバー)に追突。今季から追い抜き増加のために導入されたDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)の効果を過小評価し、ブレーキが間に合わなかったとレース後に語っていた。
こういった接触事故の多さについて、シューマッハは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へこう語った。
「今シーズンの接触には、すべて別々の理由がある」
「僕自身は以前と変わっていないし、もちろん集中できていないわけじゃない。信じて欲しい。何度か不運に見舞われていただけだし、もし接触を回避できていれば、僕だってうれしいよ」
「順位を上げるため、全力で戦っているだけなんだ。そのためには、リスクを冒す必要がある」