ロータス・ルノーGPのサードドライバーを務めるブルーノ・セナが、ハンガリーGPのフリー走行1回目にレースドライバーであるニック・ハイドフェルドの代役として出走することが決定。ハイドフェルドがシートを失うのではないかとのうわさも出てきている。
ロータス・ルノーGPのチーム代表エリック・ブーリエはフランスの『Eurosport(ユーロスポート)』に対し、ハイドフェルドの今季ここまでのパフォーマンスについて「明らかに失望している」と語った。
「パフォーマンスについてはビタリー(ペトロフ)の方をよりあてにしている。ニックはクルマの開発の方が向いているね」
今シーズンの開幕前にラリーでの事故によって重傷を負ったロバート・クビサの代役に抜擢されたハイドフェルド。しかし、なんとか来年もロータス・ルノーGPでレースドライバーの座を確保したいと公言している。
しかし、そのハイドフェルドは29日(金)のハンガリーGPフリー走行1回目でセナにシートを譲ることが決まった。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、「ハイドフェルドは職を失う心配をしなくてはならないか?」と書くとともに、ロータス・ルノーGPの親会社であるジェニイ・キャピタルの代表者、チーム会長のジェラルド・ロペスが数週間か前にセナの母国であるブラジルへセナを伴って渡り、スポンサー探しを行ったとも伝えている。
『Bild(ビルト)』紙も次のように伝えている。
「ハイドフェルドのコクピットはもはや安泰ではなくなった可能性がある」
ハイドフェルドがシートを失った場合、現在GP2に参戦しており、ロータス・ルノーGPのサードドライバーも務めているロメ・グロジャンが後任になる可能性も高いとうわさされている。