ニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)は、今週末のベルギーGPを戦わず、このまま再びロータス・ルノーGPのコクピットに収まることはないかもしれない。
この情報は22日(月)、2004年に自らのチームでハイドフェルドをドライバーに起用したことがある、エディ・ジョーダンがもたらした。ジョーダンは現在、『BBC(英国放送協会)』で、F1テレビ中継の解説者を務めている。
ロータス・ルノーGPの首脳陣は、かねて34歳になるハイドフェルドの走りに厳しい評価を下しているが、ジョーダンによれば、これは“いじめ”だという。
『BBC』にコラムを寄稿したジョーダンは、次のように書いている。「今週末のベルギーGPを前にハイドフェルドは、ブラジル人の若手ブルーノ・セナを推すロータス・ルノーGPによってマシンを降ろされるだろう。数百万イギリスポンド(1ポンド = 約127円)ものスポンサーシップを抱えるリザーブドライバーのセナを今後8戦にわたって起用すれば、チームは運営資金を浮かすことができる」。
セナがもっとも最近、F1レースを経験したのは、F1デビューシーズンとなった昨年、ヒスパニア・レーシングで走った最終戦アブダビGPだ。2011年に入ってセナは、ロータス・ルノーGPのリザーブドライバーとなり、7月のハンガリーGPではハイドフェルドに代わり、金曜のフリー走行1回目に出走している。