ザウバーの小林可夢偉は、モンツァ・サーキットで行われたイタリアGPを17番手からスタートしたものの、ギアボックスにトラブルが発生してリタイアした。
小林可夢偉
「もちろん、チームの全員にとって残念な結果です。どのギアに入れてもパワーが伝わらなくなってしまいました。それまでは大興奮のレースで、僕にとっては厳しいものでもありました。新品のハード側タイヤを装着してスタートし、このタイヤで長い間走り続ける予定でした」
「この作戦が可能だったことを、セルジオ(ペレス/チームメート)が証明していましたが、僕はターン1の多重クラッシュに巻き込まれました。みんな、事故に巻き込まれるのを避けるため、必死に止まろうとしていましたよ。僕は、目の前でブレーキングしたクルマに追突してしまったんです」
「フロントウイングが外れただけではなく、タイヤにもダメージがあったので、いったん使ったソフト側タイヤに交換せざるを得ませんでした。このおかげで戦略が台無しになりましたが、ポイント獲得の自信はあったんです。とても残念ですね」