ピレリ、2012年用のタイヤをテスト

2011年09月30日(金)

今週、ピレリがスペインのバルセロナにあるカタルーニャ・サーキットで、2012年用に開発したF1タイヤをテストすることが明らかとなった。

2010年まで日本のブリヂストンがF1にタイヤを単独供給していたが、今年からイタリアのタイヤメーカー、ピレリが供給を行っている。ピレリは2011年のシーズンに向けて、レース中の追い抜きや接戦を増やし、観客が興奮するようなレース内容の演出を手助けするために、ある一定レベルまで消耗すると劇的にタイヤパフォーマンスが低下するタイヤを製造した。

これはブリヂストンのタイヤ特性とは大きく異なり、シーズン序盤は各チームやドライバーから批判的な意見があった。しかし、現在はF1の商業面を取り仕切るバーニ―・エクレストンから「今シーズンの真のチャンピオンはピレリだ」という賛辞を贈られるほどの成功を収めている。

ピレリのテストドライバーを務めるルーカス・ディ・グラッシは、自身がカタルーニャ・サーキットで2012年用タイヤのテストを行っていると公表した。

では、2012年用のタイヤの感触はどうなのか? と質問されたディ・グラッシは「悪いけど、それは言えないよ」と自身のツイッターに書き込んでいる。

11月中旬にヤス・マリーナ・サーキットで開催されるアブダビGP(11月13日決勝)の後に、同地で若手ドライバーが参加するテストが行われる。来年仕様のタイヤが各チームの元に初めて配給されるのはそのテストの際であると考えらえている。

ピレリのモータースポーツ責任者のポール・ヘンベリーは「もしチームが求めるのであれば、われわれは(若手ドライバーテストで)2012年用のタイヤを使う」と語っている。

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