マクラーレンのジェンソン・バトンは、鈴鹿サーキットで行われた日本GP決勝を2番手からスタートして優勝した。
ジェンソン・バトン
「厳しいレースだった。最後の5、6周はキツかったよ。タイヤをうまくもたせて、燃料も使い切らないように走らなければいけなかったんだ。でもこの勝利は本当に最高だよ」
「スタートでセバスチャン(ベッテル/ベッテル)が僕のマシンに寄せてきて、芝生にはみ出してしまったときは、さすがに速度を落とさなければいけなかった。そうしないと1コーナーを乗り切れそうもなかったからね。彼は僕が減速するまで見えなかったと言っているけど、それで僕は順位を落としたよ。でもそのあと追い抜いたのは本当に最高だった。今日の勝利はとても感情的なものなんだ。このサーキットには長い歴史があるし、ファンも本当に素晴らしいよ。母国レースのイギリスGPに次ぐ大事な場所だ」
「僕たちを応援してくれている日本のファンひとりひとりにお礼を言いたい。今年日本はつらいことが多く起こったから、日本の皆さんの心に楽しい思い出を刻めたことを願っているよ。僕らは全力を尽くしたし、良いショーになったと思う」
「セバスチャンは今シーズンに素晴らしい結果を残したし、年間チャンピオンにふさわしいドライバーだと思う。与えられたマシンに乗り、期待されていることを成し遂げた。でも僕らにはまだ目指すものが残っている。残りのレースを優勝したいと思うし、そのために必要なチームとマシンの両方を兼ね備えていると思う。シーズンが終わるまで攻めるし、勝ちたい。いま僕たちはとても良い状態にあるよ。これが来年のシーズンのカギにもなるんじゃないかな」