ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が、フェリペ・マッサ(フェラーリ)の後任としてフェラーリへ移籍する可能性があると『Marca(マルカ)』が報じた。
ロズベルグとメルセデスGPの契約は2012年までとされているが、先日には両者が2016年まで契約を延長するのではないかと伝えられていた。
メルセデスGPを保有するメルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグも、「私はニコとの契約を2012年までと考えている。だが、もし私に決定権がゆだねられるならば、もっと延長するよ」とのコメントを残している。
しかし、『Marca(マルカ)』の報道によると、マッサとフェラーリの契約が2012年末に切れるタイミングでフェラーリへ移籍する可能性を残すため、ロズベルグがメルセデスGPとの契約更新を渋っているという。
「来年にフェラーリと交渉するチャンスに賭けるため、ロズベルグがメルセデスGPとの契約更新を待ちたがっているとの情報をマルカは得た」と『Marca(マルカ)』は伝えている。
その一方、成績不振を原因に、マッサが契約を1年残したまま、今季限りでフェラーリを解雇されるのではないかとのうわさも根強い。マッサが解雇された場合の後任候補としては、ロズベルグのほかにも、フェラーリのリザーブドライバーであるジュール・ビアンキ、小林可夢偉(ザウバー)のチームメートであるセルジオ・ペレスらの名前も挙がっている。
ジェンソン・バトン(マクラーレン)もフェラーリ移籍の可能性を報じられていたが、つい先日、マクラーレンとの契約を複数年延長したことが発表された。