目立つF1チームの支払い遅延

2011年01月11日(火)

イギリスの報道によるとフォース・インディアは、他チームのほとんどに比べて請求の支払いが遅いという。イギリス『Daily Mail(デイリー・メール)』紙が伝えたものだ。

シルバーストンを本拠地とする同チームは、酒造で財を成した上、政治家でもあるインド人富豪ビジェイ・マリヤが所有している。ところが、支払いは平均して期限から30日遅くなっている。

あるサプライヤーは、次のように皮肉っている。「ビジェイが所有するヨットでも売ってくれれば、それだけでチームは1から2年やっていけるだろうにね」

その一方、会社情報の『Dun and Bradstreet(ダン・アンド・ブラッドストリート)』調べで、2010年ドライバーズ、コンストラクターズ両選手権を制したレッドブルは期日どおりに支払いを済ませている。

『Daily Mail(デイリー・メール)』は、2009年12月から昨年11月にかけてのデータを比較。レッドブルが支払い日を守るのは、このところ予算が増えて懐(ふところ)が暖かくなったからだと報じている。

ところが、F1チームは総じて28日も支払いが遅れているらしい。これは、『Dun and Bradstreet(ダン・アンド・ブラッドストリート)』が前回出した調査結果より4倍に広がっている。前回の結果では、平均7日遅れだった。

もっとも支払いが渋いのは新規参入組のひとつ、チーム・ロータス。彼らは180日も支払いが遅れている。また、フェラーリやマクラーレンといった名門チームもサプライヤーに期限通り支払えない状況のようだ。

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