キミ・ライコネンが、2011年は自身のチームでWRC(世界ラリー選手権)を戦うことが分かった。
クリスマス直前に父親が亡くなり、大きなショックを受けていると伝えられたライコネン。一時は引退のうわさも出ていたが、WRC2011年シーズンの開幕戦であるラリー・スウェーデンに、ライコネンがシトロエンで参戦するエントリーが提出されたことが明らかになっていた。
しかし、ライコネンはシトロエンのWRCチームから参戦するのではなく、『ICE 1レーシング』というチームからの参戦になり、使用する車両がシトロエンDS3 WRCであるとのことだ。このチーム名は、ライコネンのニックネーム『Ice man(アイス・マン)』にちなんでつけられたものだと思われる。
ライコネンのエントリーが提出されたことは、WRC側も認めている。
『L’Equipe(レキップ)』によると、このチームの資金は、ライコネン自身のスポンサーから出ているという。また、ライコネンが参戦するのは、全13戦中10戦になるようだ。
ライコネンのマネジャーであるスティーブ・ロバートソンは、「キミの経験が少ないことを考えれば、ライバルが戦っている間、テストを重ねたほうがいいのかもしれない」と『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』へ話している。