近代F1マシンが、オーストラリアのバサーストにある伝説的サーキット、マウント・パノラマ・サーキットを走る。
スポンサーの支援を受けて、マクラーレンのジェンソン・バトンとV8スーパーカードライバーのクレイグ・ローンデスがお互いのクルマを交換するイベントが2011年のオーストラリアGP前に計画されていた。その計画が、ついに地元議会によって承認されたのだ。
バサーストの市長、ポール・ツールは『ABC』に、このイベントで初めてF1マシンが印象的な6.2㎞のサーキットを走ることになると語っている。
V8スーパーカーで、昨年マウント・パノラマ史上最速の2分06秒801という記録を出したのがこのローンデスだ。
オーストラリア人のローンデスは1997年、現在レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めているヘルムート・マルコのF3000チームで、ファン・パブロ・モントーヤのチームメートだったが、F1経験はまったくない。
ローンデスは、バサースト議会がこのイベントの承認を下す前に、「どこでもいいからF1マシンをドライブするのは夢だね。ましてやバサーストだよ」と話していた。
ローンデスは、自身が持つサーキットレコードを更新することに自信があると語っている。
「こんなクルマで2分6秒を切れなかったら、すごくガッカリするよね」