セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)は、チームメートであるハイメ・アルグエルスアリとの関係が冷ややかなものになりつつあるとほのめかした。
シーズン開幕前から、2012年には現在トロ・ロッソのリザーブドライバーであるダニエル・リチャルドが、ブエミかアルグエルスアリのシートを奪うだろうと報じられている。アルグエルスアリも、2011年シーズンがブエミとの「戦争」になると認めていた。
開幕戦オーストラリアGPでブエミは、スタートでアルグエルスアリと接触。これに対し怒りの反応を見せたブエミだったが、ニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)も関連した不可解な接触の原因はチームメートにあるとも語っていた。
『Blick(ブリック)』のF1記者は、マレーシアGPのためフランクフルトからクアラルンプールへ向かうフライトが、ブエミやアルグエルスアリと同じだったようだ。この記者は、ブエミがアルグエルスアリの目の前に座っていたにもかかわらず、両者は12時間もの間、一切会話をしなかったと明かしている。
ブエミは「僕たちはメルボルン(オーストラリアGP)での彼のミスについて話したよ。僕たちは2人とも異なった意見を持っている。これからは彼が、正しいことをして僕をリスペクトしてくれるといいな」と明かし、次のように加えた。
「この件についてはこれ以上話したくないよ」
そんな中、ブエミはザウバーが開幕戦のオーストラリアGPで失格になったことで得をした。2つポジションがアップしたのだ。
「ザウバーのことは残念だけど、彼らはまた成功する十分な速さを持っているからね」
「2011年、僕たちはザウバーとウィリアムズという2チームと、いい戦いができると思っている」とブエミはコメントしていた。