フェラーリ会長、政界進出で会長職を退く?

2011年04月06日(水)

かねてよりうわさされているように、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロがイタリア政界へ進出し、これによってフェラーリ会長職を退くことになりそうだ。

数日前には、モンテゼモーロが向こう3年間フェラーリの会長職にとどまることが発表されたばかり。しかし最近では、モンテゼモーロがすでに政界入りを決断したという憶測が広まっている。

ロンバルディア地方の首相を務めるロベルト・フォルゴーニは、「これがイタリア政界の主要な問題の1つになると思わない」と語りつつも、モンテゼモーロのうわさについて尋ねられると次のように加えた。

「しかし一般社会の誰かが政界入りを果たすというなら、私は彼を歓迎するよ」

さらに5日(火)、モンテゼモーロは『Max(マックス)』誌に「われわれは受け取るためにではなく、与えるために政界に入る経営的な人物が必要なんだ」と話し、こう続けた。

「われわれはチームとして一緒に働き、包括的なグループワークの文化を広めなくてはならない」

イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』は元ベネツィア市長のマッシモ・カッチャーリの言葉を紹介している。モンテゼモーロはすでに決断したが、「まずはフェラーリとの問題を処理しなくてはならない」とのことだ。

報道によると、フェラーリの親会社フィアットの会長を務めるジョン・エルカンの弟、34歳になるラポが、フィアットCEOセルジオ・マルキオーネの支持を得てモンテゼモーロの後継者になるようだ。

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