マクラーレンのルイス・ハミルトンは、3番手から中国GPをスタートして優勝した。
ルイス・ハミルトン
「いまだに言葉が見つからないよ…最高なレースだった」
「スタート前(ガレージからグリッドへ向かう際)、コックピットに座って考えていたんだ。”よし、いくぞ”ってね。でも、なかなかコースへ出ることができなかった。何が起きているのか質問なんかしなかったよ。ただ落ち着いて、みんなに余計なプレッシャーをかけないようにしたんだ」
「ようやくガレージを出ることができたとき、ピットレーンを走りながら、出口の信号が赤に変わらないよう願っていた。そして、変わることはなかったんだ! あんなにギリギリだったことは今までない」
「今日みたいなバトルをすることは珍しい。状況を考えないといけないんだ。僕も挑戦は好きだけど、ほかの人を抜くのはとても気持ちいいね」
「終盤にセバスチャン(ベッテル/レッドブル)を抜くのは難しかった。彼はペースが落ちていったけど、調子が悪いようには見えなかった。初めからずっと、バックストレートで彼について行くのは難しかったしね。だから、その前に彼を抜きたかったんだ。あんな場所(7コーナー)で彼を抜けるなんて予想していなかったよ。でも、僕には前にとどまれるだけのグリップがあり、実際に前にとどまった」
「序盤のフライアウェイ(ヨーロッパ外のレース)を振り返ってみると、僕たちが乗っているこのクルマがこれほど戦えるなんて、とても信じられない。レッドブル勢との差を縮めるには、まだまだやるべきことがあるけど、僕たちにはより優れた戦略があり、それを実践することもできる。ヨーロッパへ行っても、チームはこれまで以上に激しく攻めていくよ」
「とても誇りに思うよ。今回のレースは、2008年のシルバーストン(イギリスGP/母国レース初制覇)とモナコ(モナコGP初制覇)に並び、僕の中でのトップ3のレースになる。僕は勝つために存在し、生きていて、息をしているんだ。勝つことが大好きだし、これ以上の幸せなんてない」