2013年F1、マシンルールの草案ができあがる

2011年05月10日(火)

2013年のF1は、1980年代スタイルのようなフロントウイングになるかもしれない。

昨年末、2013年のF1マシンは、4気筒のターボエンジンを導入するために、前後のウイングを大幅に小型化し、クルマの底面で大きなダウンフォースを発生させるようになると報じられた。また、ベテランエンジニアのパトリック・ヘッド(ウィリアムズ/エンジニアリング責任者)とローリー・バーン(フェラーリ)が中心となると付け加えられていた。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、来週草案のレギュレーションをチームが受け取ると伝えている。また、当初提案されていたものよりも、あまり革新的でないものに修正されたと報じた。

チームは現行の空力に基づいてダウンフォースを減らす方法を取ると提案し、ヘッドとバーンの計画に反論している。

つまり、フロントウイングは幅が1.8メートルから、2013年には1.5メートルになり、リアウイングは同じサイズであるが、より小さなウイングになる予定だ。

そんな中、エンジンに課す燃料比を1時間で100kgにするという。

燃料制限はチームに障害物を減らすように働きかけ、それによってダウンフォースと燃費といった数学物理学係数を現在の0.5~0.7に対して0.95にすることになる。

FIA(国際自動車連盟/F1統括団体)は11日(水)、ロンドンでチームにシャシーのルールについて提案するつもりだ。

FIA会長のジャン・トッドはその後チームとスペインGPで会合を開き、2013年のエンジンについて話し合う予定だ。反対票に圧力をかけることはルールを押し進めようとするトッドの目標を退ける可能性があると警告している。

「私は出席し、ベストを尽くすつもりだ」とトッドはコメントした。

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