ジェンソン・バトン「これがモンテカルロだよ」

2011年05月30日(月)

マクラーレンのジェンソン・バトンは、2番手からモナコGPをスタートして3位になった。

ジェンソン・バトン
「まず何より、ビタリー(ペトロフ/ロータス・ルノーGP)が無事だと聞いて安心したよ。今週末は大きなクラッシュが続いていたからね。僕のレースについては、何も間違っていないと思う。いい感じでトップを走っていたからね。ただ、最終的には15ポイント“だけ”しか獲得できなかった。でも、これがモンテカルロだよ」

「1回目のピットストップでセバスチャン(ベッテル/レッドブル)を抜いて、その後はスーパーソフト(ソフト側タイヤ)で限界まで攻めていたよ。何度かウォールに当たるほどだった。クルマの調子は良くて、かなり差を広げられた。15秒くらいかな。だから、あの時点では、すべてが順調に思えた」

「そして次のタイヤ交換をした直後にセーフティカー出動だよ。あの段階で僕はハード側のタイヤを使っていなかったから、ゴールまでにもう1回タイヤを交換する必要があった。残り10周の時点では、僕かセバスチャン、もしくはフェルナンド(アロンソ/フェラーリ)に優勝のチャンスがあった。セバスチャンのタイヤは性能が落ちていて、僕とフェルナンドが彼を激しく攻めていたんだ」

「フェルナンドはターン1で仕掛けようとしていたよ。見ていて楽しかったね。彼らがお互いに争えば、クラッシュするか、僕が前に出るチャンスが出てくるわけだからね。あの時点では、僕たちの誰が勝ってもおかしくなかった」

「でも、ビタリーの大クラッシュによる赤旗中断で、みんなタイヤを交換することができたんだ。僕たちは3人とも同じペースだったから、これで何もできなくなってしまい、僕のアドバンテージはなくなった」

「今週末はチームが素晴らしい働きをしていたし、僕はとても満足だよ。全力で戦っていたし、セバスチャンを倒すため、みんなとは違う戦い方をした。うまくいっているように思えたけど、最終的には成功しなかった」

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