フェラーリのフェリペ・マッサは、3番手からカナダGPをスタートして6位になった。
フェリペ・マッサ
「僕たちに大きなチャンスがあったことを考えると、6位にはあまり満足できない。カーティケヤン(ナレイン・カーティケヤン/ヒスパニア・レーシング)を抜こうとしたとき、僕が表彰台に登るチャンスや、優勝争いをするチャンスが消えてなくなった」
「彼は路面が乾いている走行ラインをかなりの低速で走っていたんだけど、僕が路面のぬれている部分から彼を抜こうとしたとき、彼が加速したんだ。僕はコントロールを失って壁に当たった。そのすぐ後にセーフティカーが入ってくれたおかげで、隊列に追いつくことができたよ。終盤にも何台か抜いて6位になれた」
「僕は頭にきているよ。それを隠すつもりはない。予選をうまく戦って、レース中断まではトップ3で戦っていたんだ。そしたらあんなことが起きて、すべてが終わってしまった。ウエットタイヤでも、スリックタイヤ(ドライタイヤ)でも、クルマのパフォーマンスには満足していた。でも、インターミディエイトでは少し苦戦していたよ」
「次はバレンシア(ヨーロッパGP/26日決勝)。こことコース特性が似ていることを考えると、僕たちが強さを発揮できるコースだよ。今週末の金曜(10日)にテストしたミディアムタイヤが使われる予定だから、どれほどのグリップがあるのか確かめないとね」