ルイス・ハミルトン、ツイッターでタイトル断念を撤回 「僕は絶対にあきらめないよ!」

2011年06月27日(月)

今シーズンのタイトルを断念すると発言したルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、自身のツイッターで前言を撤回。「僕は絶対にあきらめないよ!」と宣言した。

今季もセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が圧倒的な強さを見せているが、26日(日)に行われたヨーロッパGPでもベッテルが優勝。これにより、ランキング首位のベッテルとハミルトンとのポイント差は89ポイントにまで広がった。

このため、レース後にハミルトンは「もう事実上終わりだね。タイトル争いという面では、もう終わったも同然だよ」とコメント。今季タイトルの獲得を断念すると話していた。

しかし、決勝から一夜明けた27日(月)、ハミルトンは自身のツイッターで次のようにつぶやいている。

「応援してくれるみんなへ、今日の新聞で読んだことは無視してほしい。僕のチームは決してあきらめないし、僕も絶対にあきらめないよ!」

このところ接触の多かったハミルトンに非難が集中したことで、ハミルトンは追い抜きを仕掛ける前に「2度考える」とヨーロッパGPの決勝前に語っていたと『Autosport(オートスポーツ)』が伝えている。

ハミルトンは、レース後のまだ興奮が冷めていない状態で「タイトル断念」の発言をしていたと思われるが、モナコGP後には「僕は黒人だから」ペナルティー対象になることが多いと発言し、大きな問題になっていた。追い抜きを仕掛けるときだけではなく、公の場で発言する前にも「2度考える」必要があるとの声が聞こえてきそうだ。

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