F1アメリカGP、地元議会が開催にゴーサイン

2011年07月01日(金)

スティン市議会がアメリカGPの開催サーキットであるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ建設へのテキサス州資金投入を可決したことが明らかとなり、2012年の開催に向け、アメリカGPが大きく前進した。

アメリカGPの開催に向けて必要な助成資金をテキサス州から受けることに対し、オースティン議会の承認が必要とされる中、先週に予定されていた議会が延期され、反対意見を持つ新たな評議員が就任したことで、同GPの開催に向けて否定的な結果がもたらされるのではないかと懸念されていた。

しかし、地元紙によれば、議会は5対2をもって、サーキット・オブ・ジ・アメリカズが今後10年にかけてテキサス州から毎年2500万ドル(約20億円)の助成金を受けることを可決した。

これにより、アメリカGP開催に向けた次の課題は、2012年の暫定カレンダーにおいてカナダGPの翌週となる「暑い」6月17日に予定されているアメリカGPの日程を変更できるかどうかということになるようだ。というのも、オースティン市の環境問題施策とのからみで、その時期の開催の是非について議会において一部議員から意見が出されたということがあったようだ。

『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステイツマン)』によれば、主催者の顧問弁護士のリチャード・サトルは「レースのスケジュール決定においてはエクレストン氏(バーニー・エクレストン/F1最高責任者)が最も大きな発言力を持っているからね」と述べ、今後の日程変更の可能性を示唆している。

また、サーキット代表のスティーブ・セクストンもこう付け加えている。

「もし個人的な意見を求められれば、私なら秋に開催したほうがいいと思うね」

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