ヴァージンが、ライバルF1チームであるマクラーレンとの技術提携を発表した。
ヴァージンによると、マクラーレンとの提携により、マクラーレンの「ファクトリーや知識」などを使えるようになるという。具体的には、マクラーレンのテスト機器、シミュレーター、風洞施設、スタッフなどが利用可能になった。
さらにヴァージンは、元技術パートナーであるワース・リサーチのF1部門を買い取ったことも発表。ワース・リサーチは、ヴァージンの元技術責任者が率いていたエンジニアリング企業だ。しかし、ワースはすでに技術責任者を退任している。
今後の技術的な方針については、ヴァージンのアドバイザーになっているパット・シモンズが中心になって決定していくという。シモンズは、元ルノーF1のエンジニアリング責任者だが、ドライバーへ故意にクラッシュすることを指示した「クラッシュゲート」によって、国際的なモータースポーツでチーム運営にかかわることを2013年まで禁止されている。