マクラーレンの代表職継続に自信を見せるウィットマーシュ

2011年07月12日(火)

マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、チームの現状を考えれば自身の将来に疑問符がつくことを認めた。

イギリスGPを見る限り、ブロウン・ディフューザー使用禁止の影響を最も受けたのがマクラーレンだった。レースでジェンソン・バトンはピットストップでのミスによってホイールが脱落しリタイアした。続いてルイス・ハミルトンは燃料切れが心配され、レース終盤はペースを落とし、燃料をセーブせざるを得なかった。

今季、前チーム代表のロン・デニスが複数のグランプリに姿を見せる一方で、F1で最も成功し最も潤沢な資金を持つチームに数えられるマクラーレンは最近ミスが続いており、イギリスGPも例外ではなかった。

それでもウィットマーシュは、10日(日)にこう話していた。「今の職を続けられると自信を持っているよ。ロンだけではなく上層部の期待にこたえているし、彼らも私の仕事に満足してくれているようだ。少なくとも今はね」

マクラーレンのエグゼクティブ・チェアマンであり株主、さらにチームに大打撃を与えたスパイ事件の責任をとってチーム代表の座を降りたデニスとの関係が「面白い」ものであるとウィットマーシュも認めている。

「浮き沈みもあるけれど、今のわれわれの結びつきは強いと考えている。F1チームに関する部分で何が私の仕事で、何がデニスの仕事であるかはっきりとわかっているよ」と語った。

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