マクラーレンのドライバー、ルイス・ハミルトンは、サーキット外での多忙な仕事の量を減らすようにチームに抗議していたが、見事その要望を勝ち取った。
自身の母国グランプリであるイギリスGPの前に、メディアやスポンサーの対応にハミルトンは追われていた。そしてついに、マクラーレンに対し、マクラーレンとの再契約に署名する際、僕を拘束できる日数の少なさに彼らはショックを受けるだろうね。労働時間を思い切り減らすつもりだよ。このままでは燃え尽き症候群になってしまう」と語った。
ハミルトンは今週早々にさらに2度公の場に姿を見せる予定だったが、この仕事を拒否したと11日(月)に明かした。
「僕は今日(11日)、明日(12日)と働いている予定だったけど“やってられないよ”って言ったんだ。だってこの1週間くらいイギリスにいるけど、とても忙しかったからね。家でゆったりとリラックスできるってのは素晴らしいよ」と述べた。
マクラーレンチーム代表のマーティン・ウィットマーシュもハミルトンが過労気味であったことを認めた。
「この母国グランプリに向けてのルイスの仕事の量は多すぎたと思う。われわれはルイスが次のドイツGPに向かう前に少し休暇を取れるようにスケジュールを調整した。私もルイスが休暇を欲しがっていることを知っている」と続けた。またウィットマーシュはF1ドライバーらは夏休みでファクトリーが閉鎖されている8月中に「大型連休」を取れるとも述べていた。
ハミルトンがキャンセルしたスケジュールのひとつにインド訪問が入っていたようだ。インドの『Telegraph(テレグラフ)』紙は、「訪問はキャンセル」と報じている。
「僕は13日(水)にインドへ飛び立って、その日のうちにトンボ帰りする予定だった。でも、幸運なことに、同じ理由でキャンセルすることができた。だから満足だよ。」とハミルトンは語った。