2012年に開催が予定されているアメリカGPの主催者たちは、今週にもGP開催に向けたピットとパドックの建設工事の許可を受けるとみられている。
レースを主催するサーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、すでにレース会場となるオースティンの現場で掘削とトンネル工事が着手されているにもかかわらず、実際に建造物の工事を行う際に必要な許可がまだおりていないということが明らかとなっていた。
しかしオースティン市の属するテキサス州トラビス郡の関係者が『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステイツマン)』に語ったところによれば、開発工事会社は「もっとも複合的な建物の工事を行うため」の許可を緊急的に受けるだろうという。
サーキット関係者がトラビス郡の担当者と会談する予定になっているが、これに関して主催者の顧問弁護士であるリチャード・サトルは次のように語っている。
「これは所定の会談だと考えている。このような会談は前にも行ったことがある」
テキサスで初めて開催されることになるF1アメリカGPは、来年の6月17日に開催の予定になっている。
「われわれは、6月にレースを行うことができるようにするために、必要なすべての検査に間に合うよう予定どおりに工事が終了することを期待している。そして、現時点ではそれが可能だと思っている」
「われわれはもう取り掛かっているんだ。スケジュールは決まっているし、それをきちんと守るつもりだ」