レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、来季のドライバーラインアップに関して、8月下旬に決定をすると表明した。
レッドブルではすでにセバスチャン・ベッテルとの間で長期契約を締結しているが、イギリスGPの開催前にはオーストラリア人ドライバーのマーク・ウェバーが来季もベッテルのチームメートとしてチームに残留することになると思われていた。
しかし、ウェバーがイギリスGPの終盤にチームオーダーを無視したことで、この状況に変化が生じてきそうな気配が出てきている。
ホーナーはこの件について『Bild(ビルド)』紙へ次のように語っている。
「彼はセバスチャンの2位、彼自身の3位とともにチームにもたらされるべき33ポイントを脅かしたんだ」
ウェバーの姿勢に対する怒りをこめた口調でホーナーは、こう続けている。
「彼がレースをしていることはわかっている。しかし彼は、全く無用のクラッシュの危険を冒したんだ。もしチームにいる500人がみんな自分自身のことしか考えないとしたら、われわれは決して目標を達成することなんてできやしないだろう」
このことでウェバーは来年のレッドブルのシートを失うことになりそうか、との直接的な質問に対し、ホーナーは次のように答えた。
「われわれは8月下旬に面談し、そこで一緒に決定することになるだろう」
ベッテルのチームメートとなる者に求められることは? と問われたホーナーは「チームに調和をもたらす者であること」と答えている。
また、ホーナーは今週になって噂されているキミ・ライコネンの件について、自ら次のように口を開いた。
「今、彼(ライコネン)の頭にF1のことは思う。これまでのところ、彼がF1に戻りたいということを示す兆しは何もない」
「われわれにはドライバーについての問題はないんだ。ピットレーンにいる誰しもが我々のドアをノックしているからね。そしてまだ時間はある」