ジェンソン・バトン「ニュルで本当に勝ちたい」

2011年07月17日(日)

マクラーレンのジェンソン・バトンが、ドイツGPに向けた意気込みを語った。

ジェンソン・バトン
「ここは歴史あるサーキットでもあると同時にトリッキーで予測のつかないサーキットだ。すぐ近くに14マイルに及ぶオリジナルレイアウトも残されていて、いい意味でも悪い意味でもモータースポーツにおける数々の名場面が、多くの場合は同じ週末に見られた場所だ。1976年にはジェームズ・ハントがマクラーレンで勝利を挙げたけれど、ニキ・ラウダが大事故に見舞われた。1968年にサー・ジャッキー・スチュワートが一寸先も見えないような霧と水煙の中で4分の差をつけて勝利したことも印象深いね」

「僕は本当にここで勝ちたいと思っているんだよ。僕がチャンピオンになった年は5位フィニッシュで、僕のキャリアでの最高位は2004年の3位なんだ。歴史がありチャレンジングなニュルブルクリンクでの勝利は真の功績なのさ。クルマの後ろにニュルブルクリンクの北コースのステッカーを張って走らせるのは意味のあることなんだよ! 急ブレーキを踏む個所もあるし、ニュルブルクリンクではありがちなケースだけど、もしコンディションが荒れた場合には全てのコーナーで適切な走りをしなければならない。刻々と変わる天候に対応するためにも、常に集中を切らしてはいけないんだよ」

「ここ数戦で乗ってきた勢いを少し逃してしまったかもしれないけれど、それ程大きなことじゃない。シルバーストンでは残念な結果に終わっても、今年の僕たちのペースはいいんだよ。時々は僕たちが最速のこともあるし、そうじゃないときもある。DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)とKERS(運動エネルギー回生システム)の組み合わせが可能になったことでレースの展開が読めなくなり、僕たちにとっても挑戦度が高くなった。ファンにとっていいことだと思うし、この週末はわくわくするようなショーを見せられると思うよ」

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