ジェンソン・バトン「勝てる速さがなかった」

2011年10月31日(月)

マクラーレンのジェンソン・バトンは、ブッダ・インターナショナル・サーキットで行われたインドGP決勝で、4番手からスタートして2位となった。

ジェンソン・バトン
「今日はすべてが正しい方向に向かっていたから、チームの作業は間違っていなかった。ただ、実際に勝利を手にするにはクルマの速さが十分ではなかったね」

「いいスタートを決められて、1周目で順位を上げることができた。それからマーク(ウェバー/レッドブル)を5、6周抑えるため、落ち着いてレースをしたよ。結果的にはマークのリアタイヤのグリップを低下させることができた。そのおかげで彼との差を広げられたんだ。それからセブ(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)に照準を合わせることができたんだけど、彼に近づくのはとても難しかった」

「最後のピットストップでは、セブよりも早い段階でハード側のタイヤに交換するのにはリスクがあったけど、僕たちはそうせざるを得なかった。そしたらそのタイヤがとてもよく機能して、セブとの差を3秒以上縮めることができたよ。クルマの感触はとても良かった。セブが交換したタイヤ(ハード側)でのリズムをつかむまでの間に2.8秒差にまで詰め寄ることができたけど、それでは十分じゃなかった」

「それでも、この結果にはとても満足できるし、できる限りのことはやれたんじゃないかな? 今週末はすべてが最高だったよ。それに、ドライバー全員がこのサーキットをまた来年訪れることを楽しみにしていると思う。高速で流れるようなレイアウトで、さまざまなコーナーがある素晴らしいサーキットだからね。僕もすっかり魅了されてしまったよ」

「インドの人々は僕たちを心から歓迎してくれた。こんなにたくさんの人が笑っているのは今までに見たことがないほどだった。そして観客は素晴らしかったよ。F1が将来インドで根付いてくれることを祈っているし、それによって来年はさらに多くの観衆がサーキットに来てくれるだろうからね」

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