F1最終戦ブラジルGP予選、詳細レポート

2011年11月27日(日)

2011年F1最終戦ブラジルGP予選が、11月26日(土)現地時間14時(日本時間25時)からインテルラゴス・サーキット(1周/4.309km)で行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得し、年間最多ポール記録を更新。小林可夢偉(ザウバー)は16番手だった。

セッション開始時の天候は曇り、気温26℃、路面温度は43℃。予選Q1は20分間で戦われ、18番手から24番手のドライバーがここで予選を終える。雨の予報が出ていることから、通常の予選とは異なり、トップチームのドライバーもセッション開始直後からコースイン。雨に備え、各車とも1周のみの計測ラップではなく、数周の連続走行を行っている。

中団より上位のドライバーはハード側のタイヤで走行していたが、セッション終盤になって下位チームがソフト側のタイヤを投入。このため、中団グループもソフト側のタイヤでコースへ。結局、このセッションで雨が降ることはなく、新規チームとパストール・マルドナード(ウィリアムズ)が脱落となった。予選Q1で脱落した18番手から24番手は以下のとおり。

18番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、19番手ヘイキ・コバライネン(チーム・ロータス)、20番手ヤルノ・トゥルーリ(チーム・ロータス)、21番手ビタントニオ・リウッツィ(HRT)、22番手ダニエル・リチャルド(HRT)、23番手ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)、24番手ティモ・グロック(ヴァージン)。

予選Q1のトップ5は、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、マーク・ウェバー(レッドブル)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から17番手のドライバーがここで脱落する。このセッションでも雨が警戒され、各チームとも開始直後からコースインした。各車が1回目の走行を終えた段階でのトップはベッテル。小林可夢偉(ザウバー)は14番手につけており、チームメートのセルジオ・ペレスとともに脱落してしまう位置にいる。

このセッションも雨が降ることはなかった。セッション終盤になってもミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が12番手につけていたが、シューマッハは最後の最後にタイムを更新して10番手に。可夢偉は、ペレスとともにここで脱落となった。予選Q2で脱落した11番手から17番手は以下のとおり。

11番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、12番手ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、13番手ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、14番手セバスチャン・ブルデー(トロ・ロッソ)、15番手ビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)、16番手小林可夢偉(ザウバー)、17番手セルジオ・ペレス(ザウバー)。

予選Q2のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、マーク・ウェバー(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)。

予選Q3は10分間で戦われ、ここでポールポジションが決定する。セッション開始と同時にロズベルグがコースイン。ロズベルグは2周連続で計測ラップを走り、1周目はペースを抑えて2周目に全開走行をした。セッション序盤から走行したのは6台。その中でベッテルがトップにつけている。

セッション終了直前、複数のドライバーがタイムを更新したものの、誰もベッテルのタイムを上回ることができず。ベッテルが今季15回目のポールポジションを獲得。ナイジェル・マンセルが1992年に樹立した14回という年間最多ポール記録を更新した。予選Q3の結果は以下のとおり。

1番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2番手マーク・ウェバー(レッドブル)、3番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、4番手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、5番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、6番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、7番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、8番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、9番手ブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)、10番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)。

【結果】ブラジルGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など

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