ルーベンス・バリチェロ、引退の意思はなし

2011年11月29日(火)

来季のドライバーシート喪失がささやかれているルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)だが、2011年最終戦となったブラジルGP終了後も来季の残留を願い、別れの言葉はなかった。

まだ来季の見通しがたっていない39歳のベテランドライバー、バリチェロ。27日(日)にインテルラゴス・サーキットでチェッカーフラッグを受けたのが、バリチェロにとってF1キャリア最後の瞬間だったという見方が強まっている。また、所属チームのウィリアムズはバリチェロの代わりにエイドリアン・スーティル(現フォース・インディア)か現在GP3に参戦しているフィンランド出身のバルテリ・ボッタスを起用するのではとみられている。

しかし、これまで数々のチームで活躍してきたバリチェロ本人はまだF1引退を認めていない。母国レースとなったブラジルGP決勝後にチームが発表したプレスリリースにもバリチェロは次のようにコメントしている。

「今週末は色々な話があったけれど、来年もまたここに戻って来ることができると信じているよ」

さらに来年のヘルメットのデザインも決まっているようだ。27日(日)のレース後、いつも以上に現地の報道陣に囲まれたバリチェロは6歳になる息子フェルナンドの写真を見せながら、報道陣に対して自ら次のように力強く語った。

「君たちの最初の質問が、引退の決意は固まったのか、だということはよくわかっているよ。答えはノーだ」

そして、にこやかに次のように付け加えた。

「息子がデザインしてくれた来年のヘルメットのデザインを見せてあげるよ。これで質問の答えがはっきりわかるだろう? 」

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