ロータス・ルノーGP、キミ・ライコネン加入で「気合が入る」

2011年12月05日(月)

キミ・ライコネンの獲得を発表したロータス・ルノーGPのチームオーナー、ジェラルド・ロペスがインタビューに応じた。

Q:ライコネンがエンストン(チーム本拠地)を訪れましたね。この訪問のご感想をお聞かせください。

ジェラルド・ロペス:(来てくれて)よかったよ。彼にここへ来てもらったのは正しいことだったと感じている。キミの加入は正しいことだと思ったから、彼の加入を決めたんだ。将来を見据え、パフォーマンスに目を向ける必要があり、どのようなクルマであろうとも、いいドライバーが必要だった。

ロペス:キミはすでに世界最高峰のドライバーであることを証明しているし、今も絶頂期にある。モチベーションの面では、彼のモチベーションはこれまでになく高いと思う。(ライコネンのモチベーションについての)疑問の声が上がるのはいいことだよ。そのおかげで彼のモチベーションがさらに上がるのだからね。(ライコネン加入は)チームをわれわれが理想とする形、つまり、F1のトップチームに押し上げるためにとても重要だ。

Q:キミを選んだ理由はなんでしょうか?

ロペス:一言でまとめられる。彼が速いからだ。われわれのやり方にうまくはまってくれると思う。キミにとってもいい居場所になるはずだ。

Q:キミを起用した理由の核心を突いた言葉ですね

ロペス:(ライコネンの速さに)疑問の余地はない。われわれは何人かのドライバーに活躍の機会を与えてきた。皆、それなりの仕事はしてくれたけれど、際立った活躍をしてくれた者はいなかった。しかし、F1であるからこそ抜きんでた働きをするのは難しいんだ。GP2やカートとは全く違う。われわれのような中団チームがキミを雇うのは、上位に食い込む意欲があるからだ。

Q:エンストンの士気も上がっていますか?

ロペス:ああ、そうだと思う。世界からの注目を集めるためではなく、会社を成功に導くために決断したんだ。われわれのこれまでの決断がビジネス上のものであったと信じるにせよ信じないにせよ、われわれの決断はスタッフのためだ。

ロペス:だからこそ、キミをレースドライバーとして雇うと決めた際、内部的にきちんと通知をした。これはスタッフ、エンジニア、メカニック、この会社にいるすべての人員にとって正しいことだった。とても意欲が上がると思う。まだ感想を聞いていないけれど、とても気合の入る決断だったようだ。

Q:メディアでは、かなり大きな話題になっています。

ロペス:そうだね、私は前向きな言葉にせよ後ろ向きな言葉にせよ、特に(可能性を)除外する発言をしてこなかったので報道陣の反応には驚いた。今のところ、いい驚きだね。(ライコネン加入に対して)前向きな気持ちで臨んでいたし、報道陣もそうだったと思う。ファンの期待は言うまでもなく大きいね。

Q:会社全体にとっても大きな一歩ですね。

ロペス:いいクルマを与えられれば、またトップチームに返り咲けると誰もが知っているんだ。シューマッハが復帰したとき以上に注目が集まっているようだけれど…。それには気づかなかったが、いずれにせよ素晴らしいことだよ!

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