2010年に新規参戦した3チームは、2011年シーズン開幕時にKERS(運動エネルギー回生システム)を搭載しないと伝えられている。
このシステムは2009年に初めて使用されたが2010年はチーム間の協定により中止されていた。しかし、2009年のときよりも小さく改良され、より軽量になり重量配分にも配慮されて2011年にF1へ帰ってくる。
しかし、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌が伝えたところによると、2010年の新規参戦チーム、すなわちチーム・ロータス、ヴァージン、ヒスパニア・レーシング(HRT)はKERSのブーストボタンを持たずにバーレーンでの開幕戦を迎えるという。
1月31日(月)に発表されるチーム・ロータスの新車TL11は、KERS搭載を想定して設計されているとの情報があり、2011年シーズン中に導入を予定している模様だ。
ヴァージンやHRT、ウィリアムズが搭載するコスワースエンジンもまたKERS搭載を念頭において設計されている。
コスワースのビジネス・ディレクターであるマーク・ギャラガーは昨年次のように述べていた。「われわれのパートナーたちは、その気になればKERSを使えるようになる」