フォース・インディアのリザーブドライバーに就任したニコ・ヒュルケンベルグが、2011年はF1全戦で金曜のフリー走行に出走すると認めた。
昨年にウィリアムズでF1デビューを果たし、ブラジルGPではポールポジションを獲得するなどの活躍を見せながらもシートを失ったヒュルケンベルグ。今年はフォース・インディアから金曜フリー走行に出走するだろうと言われていたものの、正式な発表はされていなかった。
しかし、1日(火)にバレンシアで始まった合同テストで、フォース・インディアの2010年型車を走らせたヒュルケンベルグは、『SID通信』へ次のように語っている。
「僕はまだF1にいる」
「全戦で金曜のフリー走行を走るから、自分に何ができるのか見せられるのはいいことだね」
「これを最大限に生かさないといけない。フォース・インディアのみんなを納得させるための1年になる」
ヒュルケンベルグの代わりにウィリアムズ入りしたパストール・マルドナードは、豊富な資金力を背景にF1シートを獲得した。ヒュルケンベルグは、資金力に負けたことが悔しかったとして、次のように話している。
「とても傷ついたし、心から失望したのは秘密でも何でもないよ」
「でも、数週間かけてそれを乗り越えた。このことは過去のものにして、前向きに将来を見据えたい」