たとえライバルチームだろうが関係ない。ニック・ハイドフェルドが2011年にF1へ戻ってくる可能性が高まり、メルセデスは喜んでいる。
BMWザウバーのシートを失ってから、ハイドフェルドはメルセデスGPのリザーブドライバーとして昨シーズンをスタート。その後ピレリのテストドライバーを経て、ザウバーから実戦復帰した。そして今年、またもや浪人になりかけたところ、再びリザーブドライバーとしてメルセデスGPと合意間近だった。
ところが、かつてBMWザウバーでチームメートだったロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)が事故でケガを負い、クビサの代わりに今週末ヘレステストでロータス・ルノーGPの新車をテストすることになったのだ。
メルセデスのモータースポーツ部門統括責任者ノルベルト・ハウグは、メルセデスGPがハイドフェルドにレースシートを用意できない今、ハイドフェルドの行く手を阻むものではないとして、以下のように『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に話している。
「もし、どこかのチームでレースできる機会がニックにあるなら、彼の邪魔はしないよ」