ラリー事故で重傷を負ったロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)の代役に決まったニック・ハイドフェルド。しかし、クビサが復帰可能になった場合、2011年シーズン中にもシートを失う契約になっているようだ。
クビサは重傷を負っており、治療には時間がかかることも想定されているため、ハイドフェルドとロータス・ルノーGPは1年契約を結んだとする見方もあった。
しかし『Speedweek(スピードウィーク)』によると、クビサが復帰可能な状態になれば、ロータス・ルノーGPがシーズン中にもクビサを復帰させ、ハイドフェルドはシートを失うことが契約で規定されているという。
ハイドフェルドの弁護士シュテファン・ザイツは、契約の細かい点を話さなかったものの、「これはパフォーマンスで決まるスポーツだ。結局のところ、誰がクルマに乗るのかパフォーマンスで決まるのだよ」とコメントした。
クビサは18日(金)に集中治療室からリハビリ病棟へ移っているが、クビサのマネジャーであるダニエーレ・モレッリは『Express(エクスプレス)』へ、次のようにクビサの早期復帰に向けた期待を語った。
「特別な方法で治療期間を短縮し、今シーズン中に復帰させたいと思っている」
過去にも何度か大事故に遭っているクビサ本人も、今シーズン中の復帰を希望しており、「事故で僕は強くなる。これまでと同じようにね」と話していた。