本来のスケジュールから2週間遅れて始まることになった2011年F1シーズンだが、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)によると、さほど本人にガッカリ感は無さそうだ。
最初のF1合同テストに新車を投入しなかったものの、完成にこぎつけた革新的2011年型マシンMP4-26は、走り始めからトラブル続きで、これまで信頼性でも性能面でも大した印象を与えていない。
ハミルトンはフィンランド『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に「僕らは今、マシン、タイヤ、すべてのシステムを統合した状態で走りはどうなのか、理解しているところだ。ウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)みたいに、1日140周も走りまわる段階ではないんだよ」と語った。
バーレーンの政情を考えて、開幕戦に予定されていたバーレーンGPの中止を21日(月)、正式に発表された。しかし、バーレーンGPを年内中に開催するかもしれないという。
「オーストラリアGPまで開幕が延びたけれど、別にガッカリはしていないよ。それだけ僕らには猶予が与えられたんだ。ただでさえ多少の挽回が必要なのに、シーズンスタートまで大した時間は無い」
イギリスのウォーキングに本拠地を置くマクラーレンは、バーレーンの国有会社『ムムタラカット』が大株主となっている。