ジェンソン・バトン、シーズン序盤の苦戦を覚悟

2011年03月01日(火)

ジェンソン・バトンが、自身の所属するマクラーレンはシーズン序盤、ライバルに後れを取る可能性があると認めた。

各チームが発表した2011年型車の中でも、マクラーレンの新車MP4-26は、最も勇敢なアイデアを持ったクルマと称賛されている。しかし、これまでに行われたシーズン開幕前のテストでバトンとチームメートのルイス・ハミルトンは、信頼性の問題によって開発作業に遅れが生じたため、目立ったタイムを残せずにいた。

バトンはイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に、「僕は期待していたほど周回を重ねることができなかった。新車の開発となると、走行距離を稼ぐことが不可欠なんだ」とコメントし、次のように続けた。

「このクルマには多くの可能性がある。でも、開発作業が遅れると、選手権の最初の数戦で差がでるかもしれないね」

『Autosprint(オートスプリント)』は、先週にバルセロナで行われたテストの際、特にトップレベルの速さを見せていたレッドブルのクルマと比較して、MP4-26のハンドリングが神経質なことは明白であったと伝えている。

さらに『Autosprint(オートスプリント)』は、「バルセロナは空力バランスの差が大きく出るサーキットだが、マクラーレンが努力を要する個所はこの分野だけではないようだ」とも報じた。

シーズン前の最終テストは、3月の第2週に再びバルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われる。

バトンは、「重要なテストになるね。すべてをまとめないといけない。でも、各チームの正確な勢力図をつかむのは、すごく難しいと思う」と語り、こう加えた。

「レッドブルがフェラーリよりコンマ6秒速いとか、フェラーリがみんなよりレースペースの面で1秒速いとか、そんなうわさを聞いたよ!」

「全体的な勢力図が見えるのは開幕戦になると思うね」

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース