マクラーレンのルイス・ハミルトンが、現状では同チームの2011年型車に、選手権を獲得できるほどの速さがないと認めた。
バルセロナで行われているテストの2日目、走行を担当したハミルトンはトラブルに見舞われ、わずか57周しか走行できなかった。この日のテスト終了後、「だからといって、選手権を取れないクルマってわけじゃない」とハミルトンはメディアに語っている。
元マクラーレンのドライバーであり、現在はテレビで解説をしているマーティン・ブランドルは、マクラーレンの2011年型車MP4-26について「ダメ」だと評している。
しかしハミルトンは、「彼ら(解説陣)は、実際にドライブするわけじゃないから正確な状態はわからないよ」と言い返した。
「彼らの言うことには賛成しないね。クルマの状態は去年よりいいんだ」
だがハミルトンは、フェラーリやレッドブルのような速さはないと言うチームメートのジェンソン・バトンに同調する。
「僕たちには、彼らに追いつくだけの強さがちゃんとある」
「ライバルほど速くないけど、2年前は2、3秒遅かったんだ。今は1秒くらいかな」