マクラーレンのチーム代表を務めるマーティン・ウィットマーシュによると、同チームに所属するルイス・ハミルトンが2012年以降の新しい契約を交わすまで、数カ月を要するかもしれないようだ。
2008年のワールドチャンピオン、ハミルトンは幼いころにマクラーレンの支援を獲得してモータースポーツのキャリアを重ね、2007年にマクラーレンからF1にデビュー。今も同チームに所属している。
マクラーレン側はハミルトンとの契約更新を望んでいることを明らかにしているが、ハミルトンについては最近、レッドブル移籍のうわさも出ていた。
ウィットマーシュは『Daily Mail(デイリー・メール)』に、ハミルトンは「賢明なため」マクラーレンが自身にとって最高の場所であることを理解しているはずだと語った。
「ルイスはチームに残りたいと私に言ってくれたし、私自身も彼に残ってもらいたいという思いを明確にした」
「もちろん、ある時点で契約面での合意が必要となる。しかし、メディアは関心を持っているが、3カ月以内、もしくは半年以内に契約に至る必要があるとは、われわれも彼も考えていないと思う」
「私は彼を信頼しているし、彼も私を信頼してくれているはずだ」とウィットマーシュは加えた。
レッドブル移籍のうわさが流れる中、ハミルトンは最近、レッドブルは「飲料メーカーにすぎない」と語っていた。そしてウィットマーシュもレッドブルについて同様の発言を行った。
「われわれは今年、来年、さらに5年間、10年間と選手権を勝ち取ることに集中している。モータースポーツはわれわれの中心的なビジネスだからね」
「多くのほかのチームは消費者にグッズや車、カフェインの濃い飲料などを売っている。私は彼らを批判するつもりはない。しかし、彼らが長期にわたってF1にいるとは言い切れないだろ?」