ヴァージンのチーム代表ジョン・ブースは、同チームが来月上旬に開催されるトルコGPで大きく進化することを期待しつつ、悲観的にもなっている。
現在F1の最下位チームになっているヒスパニア・レーシングに差をつめられている中、ヴァージンはトルコGPに向けて大幅な改良を予定。ノーズが高くなり、新しいフロア、レッドブル仕様の排気口、修正を加えたリアサスペンション、さらに新しいウイングなどが導入予定だと各メディアで報じられている。
ドイツの『Speed Week(スピード・ウィーク)』は、この改良されたヴァージンのクルマを、実質的には新車であることを示す「Bモデル」と呼んでいるが、ブースは開発について心配していることを明かした。
ヴァージンは今年でF1参戦2年目。そして、ほかのF1チームとは異なり、風洞を使用せず、コンピューターのみでクルマを設計していることが特徴的だ。ブースは『Speed Week(スピード・ウィーク)』へ、こう話している。
「私たちの成長は止まっている」
「トルコGPへ向けた新しい開発は、多くの問題を解決してくれるものの、開幕戦でこの位置にはいたいと思っていた位置にいけるだけだろう」