エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が関連した傷害事件について、証拠となるビデオ映像の存在が判明した。『Blick(ブリック)』紙が報じている。
問題となっている事件は、中国GPに優勝したルイス・ハミルトン(マクラーレン)の優勝記念パーティーが行われた際、スーティルがロータス・ルノーGPのオーナー企業ジェニイ・キャピタルのエリック・ルクスCEOにケガを負わせたというもの。
事件の舞台となった上海のナイトクラブ『M1nt』には防犯ビデオが設置されており、その映像が残っているという。ルクスから刑事告発されたスーティルにとっては、決定的な証拠になりそうだ。
今後の進展によっては、スーティルのF1キャリアを左右しかねない状況となっているが、スーティル本人は割れたシャンパングラスでルクスの首を傷つけたのは事実と認めながら、故意ではないとしている。
2週間前のトルコGPでルクスは包帯を巻いていた。十数針を縫うケガだったというが、F1最高権威バーニー・エクレストンは『Blick(ブリック)』にこう話している。「被害者はとにかくラッキーだったな」