マクラーレンのジェンソン・バトンが、モナコGPに向けた意気込みを語った。
ジェンソン・バトン
「モナコは、F1の中で最も魅力的で、歴史あるレースだよ。あそこでは(2009年に)勝っているけど、小さなころから夢見ていたことが実現した瞬間だった。僕の中でもお気に入りの一勝だよ」
「高速で広くて、流れるようなバルセロナ(スペインGP開催地)を走った数日後に1年の中で最も低速で、最も狭く、最も厳しいモナコを走るのは、変な感じがするね」
「最初にピットを出て加速したときの心境は、もうホントに信じられないよ。ありえないほどバリアが近いんだ! でも、ほかのサーキットよりもじっくりとペースを上げていって、一気に集中していく。それでも緊迫したものだし、少し信じられないという感覚もあるよ」
「モナコでは、KERS(運動エネルギー回生システム)を使ってもラップタイムが向上しないという意見もある。ストレートで有効にKERSを活用できないかもしれないからね。でも、僕たちのシミュレーションによると、ほかのサーキットと同じようにモナコでも効果があるはずなんだ。メルセデス製のKERSはF1で一番だと思うから、これは僕たちにとって前向きなことだよ」