ハイメ・アルグエルスアリ、トロ・ロッソ残留に自信

2011年10月18日(火)

ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)は、2012年もトロ・ロッソでレースをする権利があると主張している。

スペイン出身のアルグエルスアリは、レッドブルの姉妹チームであり現在所属しているトロ・ロッソから2009年シーズン中盤にF1デビューした。しかし、レッドブルのモータースポーツ活動でアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、トロ・ロッソの現ドライバーラインアップの見直しを含め、来年のドライバーについて検討している。

最終戦ブラジルGPの金曜フリー走行で作業を担当できず、若手フランス人ドライバーのジャン・エリック・ベルニュに金曜日の走行を奪われるのはアルグエルスアリか、あるいはアルグエルスアリよりも経験豊富なチームメートのセバスチャン・ブエミか、それは最終戦を迎えた時点での双方の獲得ポイント数で決まる。

21歳になるアルグエルスアリは韓国GP開始前の時点でブエミよりも多くのポイントを獲得していた。さらに、同グランプリで7位になる好走を見せてブエミとの差を7ポイントに広げている。

チームはシーズン後半に力を見せはじめ、今はコンストラクターズ選手権7位のザウバーが射程範囲に入るまでに進歩している。したがって、トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストもアルグエルスアリを評価しているはずである。

アルグエルスアリは『EFE通信』に、韓国GPは自身の43戦のキャリアの中で最高の結果だったと話しており、実際、韓国でレッドブル、マクラーレン、フェラーリの3強のすぐ後ろでゴールしたドライバーはアルグエルスアリだった。

「僕たちは大きく進歩したと思う。来年はいいクルマが仕上がってくるはずだから、すごく楽しみなんだ」

もし、マルコがシーズン終了時にドライバー1名を来年の構想から外すとすれば、現段階で苦境に立たされているのはブエミであろう。その状況をアルグエルスアリはあまり重要視していないと語る。

「そんなことは重要ではないよ。トロ・ロッソがザウバーよりも上位に行くことが大事なんだ。ブエミもいい仕事をしてくれているよ」

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