マクラーレンのルイス・ハミルトンが、サンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われるブラジルGPに向けた意気込みを語った。
ルイス・ハミルトン
「アブダビGPでの優勝は最高だったよ。2011年のシーズンをさらなる勝利で終えたいという気持ちが高まった。最高の結果で冬のオフシーズンに入れたらいいね。それがブラジルGPでの僕の目標さ」
「インテルラゴス・サーキットでは、単純なレース展開というのはあまり無い。特に天候によって変わってくるんだ。今サンパウロでは雨が降っているらしいから、もし日曜日(27日)の決勝も雨となったら何が起こるか分からないよ」
「ブラジルGPと言うと2009年のレースが特に思い出深いね。予選はかなりのウェットコンディションで結果は17番手だった。でも決勝で猛烈に追い上げて3位でゴールしたんだ。とにかくレース中ずっと追い抜きの連続だった。すごかったよ。それからこのサーキットはジェンソン(バトン/チームメート)と僕がチャンピオンになった場所でもあるから、僕ら2人にとって特別なんだ」
「実は、僕にとってチャンピオン争いが絡んでいないブラジルGPというのは2009年の1度のみなんだ。今年はドライバー部門もチーム部門もチャンピオンが決まっているから、純粋に楽しみたい。それにレースを支配できるようなマシンが僕らにはある。願わくはアブダビGPからの良い流れのままブラジルGPを迎えたいよ。僕らみんな2011年を良い形で締めくくりたいと考えているんだ」
「インテルラゴスは素晴らしいサーキットさ。F1開催地の中でも最高レベルであることは間違いない。そこにKERS(運動エネルギー回生システム)、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)、雨といった要素が加わるとなると、かなり面白いレース展開になるんじゃないかな」