ニコ・ヒュルケンベルグ「2012年は是が非でもレースしたい」

2011年11月23日(水)

ブラジルGPでF1初ポールポジションを奪ってから1年、ニコ・ヒュルケンベルク(フォース・インディア/リザーブドライバー)が今週末、再び彼の地に足を踏み入れる。

閉幕まで残り2戦の2010年、ウィリアムズでF1ルーキーだったヒュルケンベルクは、ウェットの難しいコンディションを制して、見事ポール獲得を決めた。

ところがシーズン終了後、ヒュルケンベルクを引き継ぐ形で、当時F1直下のカテゴリーGP2でタイトルを獲得していたパストール・マルドナードが、母国ベネズエラのスポンサー資金を背景に、ウィリアムズのシートに収まったのであった。これに失望したヒュルケンベルクはフォース・インディアに移籍、今季はもっぱら金曜のフリー走行でマシンを操っている。

「そうだね、(今週末はエイドリアン)スーティルに代わって走るよ、90分間だけね」と、『Blick(ブリック)』紙に笑って答えるヒュルケンベルク。2012年は同国人でより経験あるスーティルに代わってレースドライバーに昇格するとのうわさが絶えない。

43,000ものフォロワーを有するヒュルケンベルクのツイッターからは、こんなつぶやきも聞こえる。「フォース・インディアは何をやっているんだ。ブラジルの予選といえば、誰が考えても君(ヒュルケンベルク)じゃないか」

3度の世界チャンピオン、ニキ・ラウダも同意見だ。「こんなに速いドライバーを、来季は良いマシンに乗せなくてどうする?」

ヒュルケンベルクは言う。「2012年は、是が非でもレースしたい。自分の実力を証明したいよ」

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