HRTは、2012年型マシンの設計をケーターハム(現チーム・ロータス)のトニー・フェルナンデスやマイク・ガスコインと関係する企業に任せているとの報道を否定した。
HRTと提携する方向であると11月に伝えられた企業は、元々はドイツのケルンでトヨタF1として活動、その後ケーターハムの両首脳に買い取られたもので、現在は『ケーターハム・テクノロジー・アンド・イノベーション』と名乗っている。
HRTは、先ごろFIA(国際自動車連盟)から発表された来季エントリーリストでエンジンの供給先を指名していないことから、2011年まで使用したイギリスのコスワースから、2012年はルノーに変更するのではとの憶測も呼んだ。
しかし、12日(月)に出した声明で、ケーターハムが“新車F112の設計とモノコック製造を担当する”話を否定。2012年マシンは、ドイツのミュンヘンにあるチームの技術部門が開発中だとした。
さらにHRTは、“新車は2月のシーズン前テストに間に合う見込みだ”としている。