ロータス・ルノーGP「フラビオ・ブリアトーレの亡霊を追い払った」

2011年01月18日(火)

旧ルノーF1から生まれ変わったロータス・ルノーGPのチーム代表エリック・ブーリエが、前任者フラビオ・ブリアトーレの「亡霊」を追い払うことにまず取り組んだと語った。

ブリアトーレら旧ルノーF1の幹部2人は、当時のドライバーへ故意にクラッシュすることを指示したことが発覚して失職。このスキャンダルにより、ルノーF1もスポンサーを失うなどの打撃を受け、チーム株式の大部分がジェニイ・キャピタルへ売却された。

このタイミングでチーム代表に就任したのがブーリエであり、イギリスのスポーツカーメーカーであるグループ・ロータスとの提携が実現した現在も、チーム代表にとどまっている。1年前の就任時を思い起こし、ブーリエは『Auto Hebdo(オート・エブド)』へ次のように語った。

「心の中には、前任者の亡霊がいた。彼(ブリアトーレ)に関連するものは、すべて処分したよ」

「オフィスを変え、管理方法を変えた。自分自身以外のすべてを消し去るか、違う形にするしかなかった。私には失うものなどなかったよ」

しかし、現在のブーリエはロータス・ルノーGPを率いる立場に満足しており、かつてのチーム・ロータスを彷彿(ほうふつ)させるブラック&ゴールドのクルマが勝つ姿を見たいと『L’Equipe(レキップ)』へ加えた。

「このチームのことを、フェラーリやマクラーレンのように偉大なチームとして見てもらいたい」

「今では、自分の居場所を確保し、だいぶ楽になったと感じている」

「無事に1年目を終えられて、満足している。チームに対する敬意を勝ち取るのは、小さな勝利などではなく、非常に大きな挑戦だった」

「もしうまくいかなければ、自分がこなすことのできる仕事に戻っていただろうが、1年たった今、私はまだここにいるよ!」

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