ウィリアムズの株、完売確実

2011年02月26日(土)

来週に迫ったフランクフルトでのウィリアムズ株式公開は成功するとの見通しをメガバンクが示した。

『Reuters(ロイター)』通信によれば、ウィリアムズ・グランプリ・ホールディングスPlcのドイツでの株式公開における共同主幹事銀行および事務幹事銀行となったバーダー銀行は、ウィリアムズの株が売り切れになるに十分な数の予約が入っていると明かしている。

バーレーンGPが中止されたため、ウィリアムズの株式価格が下落すると不安視する声があった。

「ウィリアムズのIPO(株式公開)は非常に興味深く、投資家もほかのチームも目が離せないと思う」フランクフルトに住むある株式トレーダーはそう話す。

実際のところ、ウィリアムズの株式公開は「前向きな話だ」との声明をフェラーリも出しており、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、これが「われわれのスポーツのバイタリティーを示している」と語っていた。

ドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、昨年に比べてウィリアムズがスポンサーを5社、4,000万ユーロ(約44億9,000万円)相当の収入低下を招いていると伝えていた。

そこで、チームは将来有望な新人のニコ・ヒュルケンベルグに代えて、PDVSAから3,300万ユーロ(約37億円)といわれるスポンサー費を持ち込めるパストール・マルドナードを起用した。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、ベネズエラ出身のマルドナードがオプションを含む5年契約にサインしたと伝えている。

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