2011年F1開幕戦オーストラリアGPが3月26日(土)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間12時)から60分間、フリー走行3回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。
セッション開始時の天候は曇り、気温16℃、路面温度は21℃。セッション開始からしばらくすると、ヒスパニア・レーシング(HRT)以外の全車がシステムチェックなどのための走行を終える。なお、HRTは前日、ビタントニオ・リウッツィが1周のみ走行したが、チームメートのナレイン・カーティケヤンは走行できていなかった。
開始約15分でリウッツィがコースインしたものの、リウッツィはすぐにコース外へ出てクルマをとめてしまった。その後、多くのドライバーが周回を重ねる中、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)がコースオフ。タイヤバリアの寸前でクルマを止め、クラッシュは免れたものの、マルドナードはここでセッション終了となった。
セッションの半分が経過すると、ソフト側のタイヤで走行するドライバーも出始める。しかし、ソフト側のタイヤでタイムを更新するドライバーがいる中、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がハード側のタイヤでトップタイムを更新。
セッション終盤になると、カーティケヤンがようやくコースイン。カーティケヤンは少しずつタイムを更新しながら走行し、最終的には5周を周回した。
セッション終了直前に各ドライバーがタイムを更新する中、ウェバーが速いペースで走行するものの、ベッテルのタイムには届かず2番手に。そして、ソフト側のタイヤを装着したベッテルがタイムを更新。1分24秒台のタイムを記録し、ウェバーに大きな差をつけた。また、小林可夢偉(ザウバー)もタイムを更新し、7番手につけている。
結局、ベッテルがトップのままセッションは終了。ウェバーが2番手に入り、予選前最後のセッションはレッドブルの1-2という結果になった。