ウィリアムズ会長のアダム・パーは、チームの不振が続いていることに責任を感じ、辞職を申し出ていたことを明かした。
ウィリアムズは3日(火)、技術部門を率いているテクニカルディレクターのサム・マイケルと、空力責任者ジョン・トムリンソンが今季限りで離職することを発表。また、フェラーリに対するスパイ行為のため、数年前にモータースポーツ界から一時追放の処分を受けたマイク・コフランが、来月にチーフエンジニアとして加入することも発表された。
さらにパーはこの日、チームの共同創設者でありエンジニアリング責任者を務めているパトリック・ヘッドが、今季中にF1から引退することも明かした。このためウィリアムズは、来季に向けて大幅にチーム体制が変更されることになる。
「大規模な変革があるので、年末には、2012年以降の新体制について明らかになるだろう」と語るパー。自身もチーム代表であるフランク・ウィリアムズに辞任を申し出たことを明らかにした。
しかし、ウィリアムズの株主らはパーの辞任を認めなかったとのことだ。
「だからと言って、私がこの失敗の責任を感じていないわけではない」とパーは語っている。